町田リス園は開園待ちしたほうがいい
ゴールデンウィークも終わりつつある土曜日、東京都町田市の町田リス園に行ってきました。
200匹くらいのタイワンリスが放し飼いにされていて、直接エサをあげることができる夢のような施設です。
最近「町田リス園の看板がやばい」っていうツイートがバズったので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
今回町田リス園に行くにあたって、同行する人(ていうか親)が「開園待ちしよう」って言い始めたんですよね。
え、なんでそんなにリスを相手にテンション上がっちゃったの?そんなに? と思ったのですが、この開園待ちが後々、見事に奏功することとなります。
というわけで、町田リス園の開園時間が10:00のところ、9:30から開園待ちの列に並びました。
ゴールデンウィークということもあってか、既に20人ほどの猛者が開園を今か今かと待ちわびています。
私たちが並んだ数分後には、リス園入り口前のスペースがいっぱいになり、外の道路沿いにまで待機列が続くかたちに。
まじかよ。これ全員リスマニアさんとかなの? それにしては小さい子連れが多い。
噂の看板は、入り口からすでに独自の世界感をむんむん醸し出していました。
“本日のふれあいコーナー 動物のストレス防止の為 入場規制しています”
そりゃゴールデンウィークに毎日毎日ヒトの相手してたら疲れるよな。休んでほしい。
待つこと30分、10:00になる数分前にチケット販売と入場が開始されました。
みんな一目散に、園内奥にあるタイワンリス放し飼いスペースへと向かいます。人波に続く私たち。バーゲン状態。
タイワンリス放し飼いスペースに入ると、人気のやべえ看板がお出迎えしてくれました。
我が家では、この看板の右下の”ケガをしたら スタッフに” の表記が人気でした。
放し飼いスペース内には、リスの小屋があちこちに設置されています。
スペース内では、私たちより前に並んでいた人たちが、既にリスとのエンカウントを果たしていました。
雲ひとつない青空の下、リスの大群と対面した小児の阿鼻叫喚が鳴り響いています。
やべえ看板が醸し出す妙な雰囲気も相まって、軽めの悪夢みたいな感覚。
リスのつめが!! 歯が!!おはだを傷つけるのを防ぐため、配布されている軍手とミトンでガードします。エサをあげる方の手にミトンを装着。
一袋100円で販売されているエサ(ひまわりの種)を購入して、いざ待望の餌付けへと向かいます。放し飼いスペースのあちこちにリスがいる。
エサ持ってうろうろしてたら、リスから近づいてきました。近っ。
エサだよ〜。
食べた!!
リスの食事風景って、昔アニメ版のハム太郎で見た食事風景とめちゃめちゃ似てますね。
「これハム太郎で見たことある!!」とか言っちゃった。
可愛いね〜タイワンリス。軽めの悪夢とか言ってごめんね。
しかし開場から20分ほど経つと、あれだけエサにたかって来ていたリスが段々と引っ込み思案になってしまいました。
放し飼いスペースの入り口付近を見ると、”リス おなかいっぱいです”との看板が。この時の時刻は10:40頃です。
そうなんです。リス、すぐお腹いっぱいになっちゃうんです。
この日はゴールデンウィーク終盤ということで、連日人間の相手をしていたリス達は、早々にお腹いっぱいになってしまったようです。
そして、リスはおなかいっぱいになると構ってくれません。
つまり、わざわざ町田リス園まで行ってリスに構ってもらえないという悲劇を避けるためには、開園待ちしてなるべく早い時間帯にリスとご対面する必要があります。
通常の休日なら、午前中いっぱいは大丈夫かもしれません。
もしリスに構ってもらえない事態になったとしても、リス放し飼いスペースにはなぜかカメがいます。カメに心を慰めてもらうのもありかもしれません。
本当にリスに構ってもらえず、同伴した子どもがぐずってしまった場合は、ふれあいコーナー付近のうさぎやモルモットに構ってもらいましょう。
エサのキャベツを別途購入する必要がありますが、腹一杯のリスと比較するとめちゃくちゃ構ってくれます。
以上、町田リス園に行くときは開園待ちしたほうがいい理由でした。
もしリスが全く構ってくれなくても怒っちゃダメです。リスはともだちです。