更新停止期間の言い訳
岡崎体育さん。
さいたまスーパーアリーナ、本当におめでとうございました!おつかれさまでした!
半年ぶりに更新します。
エキスパートツアー終わったらブログに記録残すって、三郷公演の感想エントリに書いてたんですけど
岡崎体育のライブを事細かに記録する行為ほど無粋なことはないのではないか?
という、今更すぎる良心の呵責に急に苛まれまして、書けていませんでした。
その間にも、弱小ブログとしてはびっくりする数のアクセスがあったようで、申し訳ありません。
さいたまスーパーアリーナまでの岡崎体育さんのライブはひとつひとつ大事にしたいなあ、なんて思いつつ、遠征を挟んでほぼ全参しつつも、ブログには全く書けていませんでした。
余談ですが、エキスパート大阪延期の時は、体育さんの病状が発表されるまで心配すぎて丸2日寝込んでました。
(番協も行きました。NHKシブヤノオト)
さらに余談ですが、5月以降のたまアリ直前期には「さいたまスーパーアリーナに向けて体調を整える」という謎の行動もしていました。
体育さんの銀幕デビュー作を観に行ったり
京都タワーサンドのOkazaki Radio祭のためだけに京都行ったり
爪をSAITAMA仕様にしたり(急に指が出てきてすみません)
5年ぶりくらいに絵を描いたり
最後の2つなんかまるで意味がわからないですね。オタク特有の祈り方だと思います。
こんだけ意味不明にアクションを取り続けていながら、ブログだけはどうしても書けませんでした。
長くなりますが、自分のために理由をまとめさせてください。
ぶっちゃけると、前職辞める前に精神を軽めにやっちまっていまして
去年頭から秋頃にかけて「その場に応じたテンションの上がり下がりが無い訳ではないが、テンションの上限が著しく低い」という状態になっていました。
去年はその状態で岡崎体育のためにライブやフェスに行きまくっており、全く楽しめなかった訳ではもちろんないんですけど、めっっちゃくちゃに骨の髄までぶち上がるということがなかなか難しい状況でした。
そのおかげといったら何なんですが、中途半端に俯瞰した目線でステージを見ることができていたために、(鳥頭の私にしては)そこそこ事細かな記録が書けていたようです。
元々の私は異常に鳥頭です。テンション上がると記憶が全部飛ぶというか。学生時代、スタジオコーストの2〜3列目あたりでスピッツを見たことがあったんですけど、その後の感想は「テツヤ(Gt.)の髪めっちゃながかった」しか出てこなかったレベルで。
去年のブログを軽く読み返してみたんですけど、やばいですねこれ。なんでリハとかちょっとしたMCでの発言まで覚えてるの?「この曲は◯◯の公演ぶり」とかなんでそんなん分かるの?きっしょ
前回のエントリで書いた通り、私事ながら、去年の10/8のさいたまスーパーアリーナ発表をきっかけに転職しまして、今月頭で半年が経ちました。
岡崎体育のさいたまスーパーアリーナ公演が決まったので、Webディレクターになります - いなずまササラハバキ
それで、自分で言うのは大変あれなんですけど
今のところめっっちゃくちゃいい感じです。
業界業種完全未経験のぺーぺーなので、規模の大小はあれど毎日必ず何かしらをやらかして、毎日帰り道に必ず「弱者」を聴くような日々ではあるのですが
それにしても本当に楽しいです。
まさかこの私が「仕事楽しい」とか思う日が来るなんて。
仕事が面白いほうの人生と面白くないほうの人生があって、自分は後者なんだとずっと言い聞かせながら前職を勤めていたのですが、その理論でいくと私は実はギリ前者の人間だったみたいです。
それに気付かせてくれたのも岡崎体育さんです。
それで、前職の頃の私は毎晩「飛び降り 高さ 即死」「死亡届 口座凍結」あたりのワードをググっては情報整理していたのですが、転職してからはもうぐいぐいと元気になりまして。
結果として、「岡崎体育のライブに行くペースは変わらないけど、行ったら以前の倍以上のテンションで楽しんでしまうため、後日ブログに書けるような子細な要素を何も覚えていない」
という、良いんだか悪いんだかよく分からない状態になりました。
ライブでの岡崎体育の一挙手一投足(って程の情報量でもなかったですけど)を書き記すことがライブ後のちょっとした楽しみでもあったので、それができなくなったのは寂しいです。
でも、岡崎体育さんのおかげで元の元気?な状態に戻れたなあ、とも思います。
で、ですよ。
6/9のさいたまスーパーアリーナのワンマンライブ「BASIN TECHNO」
これに関しては
もうね
覚えてるとか覚えてないとかいう次元の話じゃないわ
これまでの人生で一番感情を動かされたライブでした。
岡崎体育のファンとしても、岡崎体育に生き方を変えてもらった青二才としても、そして岡崎体育に命を救ってもらった人間としても、ただ楽しませてもらうだけじゃなくもっともっと深い体験をさせてもらったと思います。
だから、もうあんまり覚えられなくなったのはしょうがないから覚えてないなりに、めちゃくちゃしっかりはっきり自分なりのたまアリの記録をここに書きます。絶対ちゃんと書く。これ以上ないってくらいしっかり書く。
体育さん本人もブログ書きあぐねてたからいっかーとか思ってたら、先ほど脂汗日記が更新されてまして、読みまして、まあ朝から泣きました。
一生音楽続けるって言ってくれることが何よりも嬉しい。
まとまらなくなってきましたが、とにかく更新してない間も岡崎体育さんに首ったけで、さいたまスーパーアリーナは私にとっても人生最良の日になったし、だからいつまとまるか分からないけど絶対ここに記録書くし、という話でした。
書くぞ!!!!!!!
岡崎体育のさいたまスーパーアリーナ公演が決まったので、Webディレクターになります
本記事は退職者 その2 Advent Calendar 2018の21日目の記事です。
岡崎体育が、2019年6月9日にさいたまスーパーアリーナでワンマンライブをすることを、今年の体育の日に発表しました。
私はそれを聞いて、新卒で就職した金融SEの仕事を2年目の途中で辞め、Webディレクターになることを決めました。
???
この記事では、一体何がどういう風の吹き回しでそんなことになったのかを書いていきたいと思います。
普段は岡崎体育のことしか書かないブログなので、技術の話ほぼゼロ。後半は岡崎体育の話ばかりです。
よければお付き合いください。
1.前職でやってたこと
2017年4月、新入社員として金融系のSIer(情報システム屋さん)に入社しました。
金融系システムのシステムエンジニアとして、何本かの案件を設計からリリースまで担当していました。
コミュニケーションツールもほぼメールと電話のみ(たまにFAX)の、まあ古風な会社でしたが、会社にいる人達はとにかく良かったです。
沢山の上席先輩同期後輩にお世話になりました。
私が凡ミスで他部署との折衝に失敗し、システムテストの進捗が大変なことになった時に、はちゃめちゃパニック状態の私を慰めつつフォローしてくださった先輩方の優しさは忘れられません。
あと福利厚生も良かった。
デカい親会社が上についているだけあって、ちゃんと残業代は出るし、ボーナスそこそこだし。
育児休暇や時短を使っている先輩がいたし、有給取れ取れうるさいし。働くにはとてもいい環境だったと思います。
2.退職の直接的理由
そんな素晴らしい会社をなぜ辞めたのか。
理由として、大きく分けて以下のふたつがありました。
(1)金融システムに興味がなかった
だめじゃん!
いや、私だってこんなつもりじゃなかったんです。システムやSEの仕事自体にはそこそこ興味がありました。
就活時代は大手SIerの説明会に行きまくって、仕事内容やキャリアパスをあらかた把握し、納得したつもりでした。ですが、「金融の」システムに関わることについての理解が甘かった。
より正確にいうと、金融業務への興味がなかったんです。自社のシステムが扱っている、「金融屋さん(詳細は内緒)の支店内で行われている仕事」の内容に、いくら努力をしても、全く興味を持つことができませんでした。
あと、ひたすらコードを紙に印刷してマーカー引いて判子押して、という環境にも馴染むことができませんでした。
意欲的に働く周囲の人達との温度差に負い目を感じつつ、「自分の仕事に興味が持てない」という事実に目を背けることで、なんとか目の前の仕事にしがみつこうと必死に働いていました。
(2)インターネットが好き
そして、本当はインターネットのことがしたかった。
小学校の頃にhtml手打ちして、FFFTPとかを頑張って使いながらホームページを使って以来、私はずっとインターネットに夢中でした。
大学時代はバイトやインターンとして、Webサービスの運営見習いやWebメディア編集・ライターなどをやっていました。
自分が関わったコンテンツやサービスがWeb上に乗ること、それがどこかの知らない誰かに伝わることに、自分でも驚くほどワクワクしたことを覚えています。
Webに関わることが本能的に好きです。
ただ、前述した通り就活はSIerに絞っていました。
自分の中で、「自分は本当に好きなものを仕事にできるような人間ではない」と、無意識のうちに思い込んでいたように思います。
完全無欠の自業自得ですが、「本当はインターネットやりたい」という気持ちを無かったことにして、ずっと抑えこみながら、金融SEとして働いていました。
3. 背中を押してくれたのは岡崎体育だった
上述の退職したい理由を持ちながらも、2年目の秋までずるずると働いていました。
そんな私の背中をバーンとどついてくれたのは、岡崎体育さんでした。
(1)まず岡崎体育について
ここで一旦話をガラッと変えましょう。
私はインターネットが好きですが、岡崎体育のことも好きです。
異常に好きです。
彼の魅力について全て語ると5万字は超えるので泣く泣く最小限にしますが、彼はメジャーデビュー以前から「さいたまスーパーアリーナでワンマンライブをする」という目標を掲げていました。
絶対さいたまスーパーアリーナでワンマンやる。絶対やる。
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2016年1月30日
絶対にさいたまスーパーアリーナでワンマンライブをする。絶対にやってやる。俺は絶対にやる。
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2017年10月15日
僕は絶対に2020年までにさいたまスーパーアリーナでワンマンライブをしてみせます
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2018年8月12日
ライブやフェスでも、出番の最後の最後に「岡崎体育は2020年までにさいたまスーパーアリーナでワンマンライブをします」と、必ず宣言してステージから去っていきます。
岡崎体育の言霊は、彼の楽曲の中にも生きています。メジャーファーストアルバム『BASIN TECHNO』の一曲目、『Explain』という曲の最後に以下のような歌詞があります。
いつかはさいたまスーパーアリーナで口パクやってやるんだ 絶対
目標を言葉にし、その目標へと邁進していく彼の姿にとても引き込まれて、ずぶずぶとハマっていきました。
自分にはとてもそんな生き方できないな、なんて少し思いながら。
(2)岡崎体育に背中を小突かれた(※比喩)時のこと
まず、そもそも「転職する」という発想を与えてくれたのも岡崎体育でした。
今年の始めあたりだったでしょうか。
岡崎体育のラジオ『Okazaki Radio Channel』(通称ORC)に、メールで投稿しました。ふつおたで、内容は
「会社で必要な試験へのモチベーションが上がりません。受からないと昇給しないんです、どうしたらいいですか」
という、半分愚痴みたいなしょうもない投稿でした。
この時の私は、会社で必要な試験勉強をしようとして本を開いては全く覚えられず発狂しそうになって気絶する、みたいなのをマジで連日連夜繰り返しており、ノイローゼ寸前でした。
相談できる相手もおらず、フラストレーションの行き場もなく、結果として愚痴を相談の体にして岡崎体育のラジオに送りつけるという暴挙に出た次第です。メール送った後にちょっと後悔しました。
ところがこの投稿、採用されました。
まじかよ!初投稿だぞ!もうちょっとマトモな内容送ればよかった……と思いながらも、どきどきしながら岡崎体育の答えをradikoで聴いたのを覚えています。
彼の答えは単純明快でした。
「昇給しないんですか?モチベーション上がらないなら昇給しなくてもいいと思います」
「試験に興味ないんじゃないですか?興味ないことはやらなくていいと思います」
他にも色々言ってくれていたけど、二行に濃縮するとこういう回答でした。
僕は興味のないことは切り捨ててきたから(受験勉強で理系科目を捨てたように)、興味のないことはやる必要がない。興味のあることをやってください、と岡崎体育は言っていました。
この回答を聞いた時、私は雷に打たれたような衝撃を受けました。
会社で受けなければいけない試験に興味がないこと、ひいては仕事そのものに興味がないこと。私が目を背け続けていた事実。
それを、たった数行の投稿を読んだだけの岡崎体育に見抜かれて、ピシャリと正論をぶち当てられたのです。何たる慧眼。
私はこの岡崎体育のなんとも表現し難い頭の良さに惹かれてファンをやっているのですが、たまに「どこまでも見え透いていて恐ろしい」と思うこともあります。
まさか自分が負い目に感じていることを見透かされるとは。
ラジオでの岡崎体育の回答によって、私は「金融システムの仕事に興味がない」ということを、嫌でも自覚せざるを得ない状態になりました。パンドラの箱を開けられたような気持ち。
ぶっちゃけると、当時、私は彼の言葉を正直に受け止めきれませんでした。「無理をしても頑張って続けていれば、いつか金融システムの仕事に興味が湧いてくるかもしれない」という、淡い期待を抱きながら会社に通っていたからです。
「興味のない仕事を切り捨てるなんて、自分にはそんな生き方できない」と、言い訳して耳を塞いでしまいました。
「興味のないことはやらなくていい」という岡崎体育の言葉にざっくり刺された私ですが、「興味のあることをやってほしい」という言葉には救われました。
ここでようやく、自分が昔からインターネットが好きだったことや、インターネットに関わる仕事がしたかったことを、ぼんやりと思い出すことができたからです。
インターネットのことがしたいなあ。もしかしたら、転職したほうがいいのかもしれない。でも今の会社を諦めきれない。どうしようかな…と思いながら、2018年を過ごすことになりました。
(3)岡崎体育に背中を蹴っ飛ばされた(※比喩)時のこと
そんな2018年は、会社で色々ありました。担当案件が年始からえらいことになったり、えらいことになってる案件に向き合いながら「やっぱりどれだけやっても金融システムに興味が持てない、向いていない」ということを自覚させられたりしました。
自分の仕事に興味が持てなくても、割り切って働けている人は世の中にごまんと居ると思います。でも私はそういうタイプの人間ではありませんでした。どれだけ必死になっても、脳がシャットアウトしてしまう。仕事について何も覚えられない。周りの人に迷惑ばかりかけてしまう。
少しだけ体調を崩したりもしました。カウンセラーは「適応障害」だと言っていました。
どんどんしんどくなっていって、しんどくなったら岡崎体育の音楽を聴きました。ライブやフェスにも通いつめました。今年だけで20回近く岡崎体育を見に行った。
「Music Video」や「感情のピクセル」でしか岡崎体育を知らない方からすると意外かもしれませんが、岡崎体育のライブは、格好良いEDM曲でお客さんもいっしょになって飛びまくります。これがめちゃくちゃ楽しいんです。
2016年5月にSMEからデビューして、今日に至るまでの約7ヶ月間でたくさんの貴重な経験をさせてもらえました。
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2016年12月30日
2017年もよろしくお願い致します。
日本の商業音楽で頂点獲る為に精進します。
良いお年を!
岡崎体育 pic.twitter.com/h4emmMb5kU
ギリギリのメンタルでなんとかライブ会場に行って、「The Abyss」*1のラスト45秒で飛びまくっている時だけは、頭が空っぽになって、本当に楽しくて、生きていてよかったと思えました。文字通り岡崎体育の音楽に支えられていました。
そして、2018年10月8日の体育の日。
この日はNHKラジオ特別番組『岡崎体育の日』の生放送でした。曲紹介でExplainが流され、「いつかはさいたまスーパーアリーナで口パクやってやるんだ 絶対」という歌詞がラジオで高らかに響いた後、岡崎体育本人から重大発表がありました。
「僕、岡崎体育は来年6月9日、さいたまスーパーアリーナで単独ライブを行います」
耳を疑いました。重大発表があるとは聞いていたのですが、勝手に新譜の発表だろうと思っていました。さいたまスーパーアリーナ?本当に?
発表後の岡崎体育は緊張がちに、神妙な口調で抱負を語っていました。「燃え尽きるつもりでやろうと思っています」。ああ、本当なんだ。本当に、デビュー前からの夢を叶えるんだ。
私はらじる★らじる(NHKラジオ公式アプリ)を再生しているiPhoneを布団の上に置いて、その前で土下座しました。有り難さが過ぎたから、何かしらのアクションを取らなければ気が済まなかったんだと思います。
そして、泣きました。
岡崎体育は23歳でサラリーマンを辞めて、奈良ネバーランドというライブハウスでお客さんが1人いるかいないかの状態からライブを始めて、メジャーデビューして2年半。遂に、さいたまスーパーアリーナでのワンマンという夢に形を持たせたのです。
どれだけの努力と決断を重ねてきたんだろう。どれだけの不安を抱えてきたんだろう。
【大切なご報告】
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2018年10月8日
僕、岡崎体育は
2019年6月9日(日)に
さいたまスーパーアリーナで
ワンマンライブをします。
絶対に、絶対に成功させます。
約束します。
よろしくお願い致します。 pic.twitter.com/FRkpMrDhVo
勝手に、背中をがつーんと蹴っ飛ばされたような気分になりました。
私こんなことでうじうじしてる場合じゃないな、と思いました。
岡崎体育が夢や目標を宣言し続けているのを何回も目の当たりにしておきながら、岡崎体育の音楽に支えられていながら、「自分にはあんな生き方はできない」と、言い訳し続けて生きていたことに、心から後悔しました。
明らかに向いていない仕事をずっと続けて、だらだら決断できずに過ごして、勝手にしんどくなって体調崩して。
私は今の会社を諦めきれないんじゃなくて、単に決断するのが怖いだけだ。
このまま興味のない、向いていない仕事を続けても言い訳を重ねるだけで、何にもならないまま死んでいくだけだ。
1人のアーティストとして大願を成就しようとしている岡崎体育と自分を比べるのはとてもとても畏れ多いですが、ただただ自分が情けなくなりました。
私も興味のあることを、好きなことを仕事にして胸を張りたい。好きなことに関わってから死にたい。
今の仕事辞めよう。決心がつきました。
それから先はとんとん拍子でした。体育の日の次の日、上司に「会社辞めます」と言いました。上司はびっくりしていました(突然すいませんでした…)
その時点では次の仕事も決まっていなかったので、そこから転職活動を始めました。
今年の初めからたまーに転職サイトを開いては眺める時間があったっちゃあったので、「ここはずっと求人出してて怪しいな」とか「この見込み残業時間はヤバそうだな」とか、そういう勘所は抑えられていたように思います。
そして不思議なご縁があり、数週間で転職先が決まりました。Webディレクターになるために、考え方の基礎を一から教えてくれる会社です。とにかくWebを作る世界に飛び込みたい、と考えていた私は即決でした。
決心をしてからものの数週間で、ずっと憧れていたWebの仕事に関われることが決まりました。
少しだけ拍子抜けしましたが、岡崎体育に背中を蹴っ飛ばされなければ、この展開はあり得ませんでした。
4.最後に
今は、Web制作の小さな会社でディレクター見習いをやっています。入社してすぐなので、まだワードプレスを使った簡単な更新くらいしか経験していません。
でも、自分が入力した内容がWeb上に反映された瞬間、心の底からわくわくして、心臓の音が早くなりました。新しい知識もするすると頭に入ってきます。
前職では一度も経験しなかった感覚でした。転職してよかったです。
好きなことを仕事にしてしまった以上、もうぐじぐじ言い訳できないなと思っています。こんなはずじゃなかった、と思うことも今後沢山あると思います。
でも私は今、インターネットを仕事にできることに、とてつない喜びを感じています。
現状、仕事でずっっとインターネット見て休憩中もインターネット見て帰ってからもインターネットを見てるので、連日むちゃくちゃ頭が痛くなるのですが、それすらも楽しいです。
インターネット好きだな、という気持ちをずっと持っていければ、なんとかやっていけるんじゃないかな、と今は思っています。
私は、インターネットの仕事で食っていける人間になります。
5.宣伝
2019年1月9日(水)発売の岡崎体育の新アルバム「SAITAMA」はこちらから予約購入お願いします!絶対オリコン1位取ります!よろしくお願いします!
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2018年12月20日
【TOWER RECORDS】https://t.co/IsaPjIXadN
【HMV】https://t.co/LyzdhS4ggH
【TSUTAYA】https://t.co/hWPvJcUkLI
【amazon】https://t.co/P1CFnM71up pic.twitter.com/i9ELpChgob
JINRO presents 岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」(さいたまスーパーアリーナ公演)のHP先行は2018年12月22日(土)12:00~。詳細は下記ページをご覧ください。
*1:2019年1月9日(水)発売の新アルバム「SAITAMA」収録
【ネタバレ無し・三郷公演】岡崎体育ワンマンツアー「エキスパート」
エキスパート初日行ってきました。三郷市文化会館。
いや、本当に良かった。行ってよかった。何度も泣きそうになってしまった。
「岡崎体育の音楽が好き」だと感じている人は絶対に行った方がいいです。
今後のツアーもあるのでネタバレしない内容にしたら、とてもポエミーかつ何様だよって感じの内容になってしまいました。今まで書いた中で一番気持ち悪いです。以下敬称略。ごめんなさい……
細かい感想はツアー終了後にアップします。
私は岡崎体育が作る音楽が好きだ。
好きだから、それ以外の露出(や炎上)が尋常じゃなく増えていくことについて、正直色々と思うことがあった。
個人的な体調不良も相まって、追いかけるのを辞めようと思うことは一度や二度ではなかった。
岡崎体育は、そのもやもやを2時間のワンマンライブで全て打ち壊してくれた。
新曲も定番もインディーズ曲もごちゃ混ぜのセットリスト。たまアリ公演発表後初となるワンマンの初日、彼は文字通りの全力だった。
全力で笑わせ、全力で客の度肝を抜き、全力で聴かせる唯一無二のスタイルに磨きをかけ、ここまで積み上げた彼の全てをオーディエンスにさらけ出していた。
岡崎体育にとって、今回が初のホールワンマンツアーだ。これまでのライブハウスでのワンマンで蓄積してきたノウハウからいうと、「椅子がある」「観客の立ち位置が決まっている」という状況は演出上の制約ともなりうる。
しかし彼は、その環境を逆手に取りながら、のびのびとパフォーマンスしていた(若干の慣れなさも勿論あったけど)。
とある新曲を聴いた時、岡崎体育というアーティストは心から音楽が好きで、どこまでも音楽に真摯な人なのだと改めて痛感した。
そして、心の底から「私はこの人の音楽が好きだ」と思った。
メロディと言葉の一つ一つが暖かくて繊細だった。彼の内面からそれらを掬い上げて、一つの曲にして私たちの前で歌ってくれているということに、言葉にできないくらいの幸福感を覚えた。
別の曲中、「音楽があってよかった」と叫んでいたのも嬉しかった。前回の謎メンツアーが終わってから半年間、ずっとその姿が見たかった。
それからMCで、「さいたまスーパーアリーナのワンマンが終わっても岡崎体育を続ける」と宣言してくれた。
それが本当に心から嬉しくて、心から嬉しいと思えることも嬉しかった。
でもとりあえず5ch見るのはやめた方がいいと思います体育さん。身体に良くないです。
ファンクラブも色々あったし、インスタは消えるし、オリジナルの新譜が待ち遠しすぎてやきもきしたこともあった。
でも彼の音楽は、そのもやもやの全てを滅却し、はるかに上回る幸福感を与えてくれた。
私は、音楽を心から愛している岡崎体育の姿が好きだ。そして、彼の音楽が大好きだ。
この人が自分の音楽を作って活動を続けてくれる限り、ずっと追いかけていこう。
そう思うことができるライブだった。
【ライブ記録】岡崎体育 風とロック芋煮会2018
※岡崎体育のライブの一部ネタバレです。ネタの核心部はぼかして書いてありますが、今後のフェスなどで岡崎体育を初めて見る予定の方は、念のためネタバレにご注意ください。
雨が、やばかったです。
出番が二つ前のシーチキン兄弟からポツポツ小雨が降り出し、出番一つ前の打首では完全に雨。体育さんのセッティング中に本格的な雨足へとパワーアップしてました。
これまでのフェスで降られたことがなかったこともあり、めっっっっちゃ消耗しました。カッパから浸水するし寒かった。
※豪雨かつ、セッティング時から体育さんが出てきてたのでステージの写真撮れませんでした
◯リハ
お客さんから呼ばれるたびに、真顔で片手を上げて答える体育さん。
マイクテストでは「はーあ」とテストする度にお客さんが真似してマイクの音が聞こえ辛くなる(アーティストのリハは邪魔しちゃダメ…)ので「邪魔しない!」と一喝、の流れを2〜3回。
その後のマイク音確認では高橋優さんの「明日はきっといい日になる」をワンフレーズだけ歌っていました。あと「日本の米は世界一」も。
リハ曲は割る!を軽く歌った後、「(モニターの音が)ダブりました?外音拾っちゃったからですかね?」と言いながらOpenで再度確認。
◯本番
雨が、やばい。いつも通り一曲目STAMPでしたが、足踏みしただけで足に水が吸い込まれていく。マジ田植え。
でもステージ前方にいたからか、みんな豪雨でヤケになっているのか、R.S.P.では結構な人数のお客さんが飛んで踊ってました。
私はこの時点で、靴底の路面が完全にウェット。明日の靴洗いは気にした方が負け。
R.S.P.後、MCで「雨大丈夫ですか?」的なことを言いかけた(そう聞こえました、違ったらごめんなさい)ところで、酔っ払いが大声を出す。「何ですか?かかってこいやって言いましたか?」と体育さん。酔っ払いがまた何かを叫び、会場が一瞬冷えかけましたが「学生時代人気者だったんでしょうね」とフォロー。
ちなみにこの酔っ払いは喧嘩を起こしていたらしく、後々泥酔状態で警察に連行されてました。
その後「ぼく雨は降ってないものとしてやるんで!」と体育さんが宣言。既に結構な豪雨。
FRIENDS後のてっくんターンは
「さっきバンドざまあみろと中指を立ててたけど、この後バンドの人たちと野球をすることを忘れちゃいけないよ」からのいつものオチ。
FRIENDSが終わった後のMCでは「地球ではずっと雨降ってるってことにすればいいんじゃないですか?!ちょっと瞑想しましょう、目を閉じて」と言って
「この地球は、46億年前に生まれた時から、ずっと、空から水が降っています」と宣言し、お客さんにメンタルリセットを促していました。
その後、「岡崎体育を芋煮会に呼んで良かったと運営の人やお客さんに思ってもらえるように3曲ぶっ通しでやります!」とのMCからInstant Blade。これ好きなんですよね、ボーカルのエフェクト結構かましてるから歌詞聞き取れないんですけど。
その次XXL。『ギリギリバビロン渡来 感じる愛の樹』のあたりでマイクを口元から外して口パクアピール…したかと思ったその直後、下手袖近くの階段を降りて、ステージ前方の柵の前を歩く体育さん。軽いパニックと圧縮が発生してました。
そのままステージ前中央の花道へ歩いていき、サビでは花道先端に備え付けられたお立ち台に乗ってパフォーマンス。豪雨の中、大勢のお客さんの真ん中に1人で立ち、拳を天高く掲げていました。
背中しか見えませんでしたが一気に引き込まれた感覚があり、会場のテンションも一気に上がったのを感じました。
その後ステージに戻ると、私が個人的に大好きすぎる『ニーソーのベルレーの』ではお客さんにマイクを向けて煽っていました。
最後The Abyss。静かな歌い出し。ラスト45秒では体育さんの煽りもかなりの熱を帯びていて、雨の中とは思えないほど周りのお客さんが飛んでいました。
体育さんのフェスセトリは、飛んで踊る曲が核になっていると感じています。
にも関わらず体育さんの出番にあいにくの豪雨、地面は田植え状態、なおかつ酔っ払いの野次が入るという不運もありました。
そんな状況を、ステージと花道を使って1人でひっくり返す体育さんの姿が本当に格好良くて、ラスト45秒踊るのが楽しくて楽しくて、雨のなか白河まで来て本当に良かったと感じました。
言霊もいつも通り力強かったです。ああ格好良かった…。
靴洗ってきます。